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ハッカーによる被害は、ここ数年以前は大企業のサーバーコンピュータに侵入し企業のコンピュータから情報を得る手段が一般的でした。
それは、一般の企業スパイと同様、ライバル企業の機密データ(事業計画、取引先状況等)を盗む目的で行われていた実績があります。
しかし、現在は矛先も変わりつつあり、個人の情報を重点に探し当てようとする目的で、ハッカーが活動しています。
「個人情報保護法案」が、成立した理由のひとつにもこのようなハッカーを取り締まる必要がある世の中である事は言うまでもありません。
テレビや書籍などで紹介された、インターネットウイルスにも代表される「トロイの木馬」の機能の中にもハッカーが利用できる手段があります。
ご存じない方に説明すると、この「トロイの木馬」はいろいろな種類がありますがその中に、WINDOWS/XP/Proに標準装備されている「リモートデスクトップ機能(リモートアクセス機能)」と同様な動きをするものがある事が確認されています。
通常のリモートアクセス機能は、私たちシステムエンジニアも良く利用するツールです。
そもそも、リモートアクセスとは何かと言うと、あなたのパソコンの画面をそっくりそのまま自分のパソコンに表示できて、あなたが映し出す画面を監視でき、更には自分のパソコンからあなたのパソコンを、あたかも自分のパソコンのように遠隔地から操作できるのです。
当然、インターネットで操作するため、地球の裏でも宇宙からでもインターネットに接続できれば操作可能となってしまうのです。
そこで、私たちコンピュータ関連会社の人間や企業のコンピュータ担当者とハッカーがリモートアクセスを「何の目的で使用するのか?」という面で大きく違うことが挙げられます、それは私たちが利用する場合はその多くがコンピュータのトラブル時やシステムのメンテナンス等を行うとき、例えば本社のコンピュータ管理部門が東京にあってトラブルが起こった支店が沖縄にあるとします。
そのような場合、以前は担当者が東京から沖縄支店まで出向いていってトラブルの対応を行う必要がありました。
しかし、トラブル等が発生した都度現地まで出張する費用や対応までの時間を考えるとコンピュータシステムを改良し、コンピュータメーカーが提供しているリモートアクセス機能を有するソフトウェアを利用してリモートアクセスを行うことで、即時システムトラブル対応もでき、旅費交通費を削減することが出来るためです。
当然、このリモートアクセスソフトは権限の無い他の人からの操作は不可能で、コンピュータ双方のIDとパスワードが一致しないがぎり操作は出来ません。
しかし、ハッカーのほとんどは、このリモートアクセス機能を個人情報の入手が目的で使用していて、あなたのパソコンでたとえばメールを送る操作を行っている場合など、文書の内容、送信先のアドレスなど操作画面のほとんどを盗みみているのです。
もし、あなたのパソコンに知らない間に「トロイの木馬」などのウイルスが入り込んでいたらあなただけではなく、あなたがパソコンに表示している友人や、会社などの仲間の情報まで知られてしまうことになります。
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